【口の中のデキモノや口内炎が治らない方へ】早期発見が大切です
2025/01/20
こんにちは。東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニック青山です。
「口内炎だと思って放置していたけれど、なかなか治らない…」
「舌や頬に気になるデキモノができているけれど、何かの病気ではないか心配…」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
口の中のトラブルは、痛みや違和感があってもつい放置しがちです。
しかし、口内炎やデキモノが長引いている場合、もしかすると“口腔がん”や別の疾患の可能性が隠れていることがあります。
口内炎やデキモノ、なぜ注意が必要なのか?
口内炎は、頬の内側や舌、唇などにできる炎症性の病変です。
一般的には、1〜2週間程度で自然に治ることが多いですが、以下のようなケースでは注意が必要です。
2週間以上、口内炎やデキモノが治らない
触ると硬く、しこりのように感じる
出血を伴う、または痛みが強くなる
急に大きくなったり、形が変わっている
こういった症状がある場合、単なる口内炎ではなく、口腔がんや前がん病変(がんになる前の状態)が疑われることがあります。
口腔がんとは?
口腔がんは、口の中に発生するがんのことで、舌、歯ぐき、頬の内側、唇、口蓋(上あご)などに現れることがあります。
口腔がんの初期症状には以下のようなものがあります。
治らない口内炎や潰瘍(ただれ)
硬いしこりやデキモノ
白っぽい、または赤っぽい斑点ができる
歯ぐきや舌の腫れ、出血
食事や会話の際に痛みを感じる
口腔がんは初期段階では痛みが少ないことが多く、「気になるけれど痛くないから大丈夫だろう」と自己判断してしまう方が少なくありません。
しかし、早期に発見して治療を始めることで予後は大きく改善します。
治療が必要なものと、自然に治るものの見分け方
口の中のデキモノや口内炎には、自然に治るものと、放置すると悪化してしまうものがあります。
多くの場合は数日から1~2週間で改善しますが、中には「見た目は小さな症状でも重大な疾患が隠れている」ケースもあるため、自己判断は禁物です。
口腔内の症状が続く場合は、「自然に治るもの」と楽観視せず、専門的な診査を受けることが大切です。
早期発見・早期治療が何よりも重要ですので、少しでも不安を感じたら、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
自然に治るもの(多くの場合、放置しても改善する症状)
アフタ性口内炎
小さな白っぽい潰瘍が特徴で、ストレスや栄養不足、免疫力低下が原因とされています。
痛みを伴うことが多いですが、1~2週間程度で自然に治癒します。
物理的な刺激による口内炎や傷
入れ歯や矯正器具が当たったり、頬の内側を噛んでしまったことでできる傷が原因です。
刺激が続かなければ、数日から1週間ほどで治ります。
ウイルス性の口内炎(軽症)
風邪のような症状や発熱を伴う場合もありますが、自然治癒するケースが多いです。
ただし、痛みが強く、治癒に時間がかかる場合は注意が必要です。
治療が必要なもの・精査が必要なもの(放置すると悪化する可能性がある症状)
治らない口内炎・繰り返す口内炎
2週間以上経っても改善しない、何度も繰り返す場合は、自己免疫疾患や栄養障害、口腔がんの前兆である可能性があります。
硬いしこりや、盛り上がったデキモノ
口腔がんや良性腫瘍の可能性があります
。触ると硬く、周囲の組織との境目が不明瞭な場合は、特に注意が必要です。
白や赤の斑点が見られる
口腔がんの前がん病変である「白板症」や「紅板症」の可能性があります。
痛みがなくても、早期発見・治療が重要です。
出血しやすい潰瘍、急に大きくなったデキモノ
がんの疑いがある場合や、血管腫・炎症性疾患などの可能性も考えられます。
当院の精密な診査・診断の流れ
① 丁寧な問診・カウンセリング
まずは、患者さまの症状や経過について詳しくお聞きします。
- 症状が現れた時期
- 痛みの程度や頻度
- 大きさや色の変化があるか
- 食生活や日常生活の影響、過去の治療歴
患者さまのご不安な気持ちに寄り添いながら、些細なことでも丁寧にお伺いします。
② 視診・触診
専用の照明や拡大鏡、マイクロスコープなどを用いて、口腔内の状態を細部まで確認します。
デキモノや口内炎の色、形、大きさ、境界の明瞭さ、触れた時の硬さなどを観察し、必要に応じて触診を行います。
視診・触診では、主に下記のポイントを確認します。
- 硬いしこりがあるか
- 潰瘍(ただれ)がどの程度深いか
- 痛みの有無、出血しやすさ
- 周囲の組織との関係性(境目が不明瞭かどうか)
③ 高精度な検査機器を用いた確認
当院では、口腔内の異変をより正確に診断するために、以下のような精密検査を行うことがあります。
口腔内カメラ
デキモノや潰瘍の状態を写真に残し、経過を観察します。
歯科用CT
デキモノが骨や周囲の組織に影響を及ぼしていないか、3D画像で確認します。
組織検査(生検)
疑わしい部分の組織を採取し、病理検査を行います。これにより、がんかどうかを正確に診断することができます。
④ 患者さまへの丁寧なご説明と治療方針のご提案
診査結果をもとに、患者さまの状態を分かりやすく丁寧にご説明します。
自然に治るもの
刺激を避け、経過観察を行います。必要に応じて軟膏や消毒薬を処方します。
治療が必要なもの
外科的処置や適切な専門医へのご紹介など、最適な治療をご提案します。
また、患者さまのご不安や疑問に対しても時間をかけてお答えし、安心していただけるよう心がけています。
「放置しないこと」が口腔内の健康を守るカギです
口の中のデキモノや口内炎は、痛みがなければ放置してしまいがちです。
しかし、放置すると悪化したり、病気の発見が遅れることがあります。
特に2週間以上治らない症状や気になるデキモノがある場合は、早めに専門的な診査・診断を受けることが大切です。
当院では、自由診療専門の強みを活かし、時間をかけた丁寧な診査と患者さま一人ひとりに合わせた治療を行っています。
「これくらい大丈夫かな?」と思うような症状でも、どうぞお気軽にご相談ください。
皆さまの健康と安心のために、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。
サウラデンタルクリニック青山 :https://www.hori-dental.com/
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