定期検診で見逃されるむし歯—その理由と当院のアプローチ

      2025/03/10

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

こんにちは。東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニック青山です。

当院にセカンドオピニオンとしてご相談に来られる患者さまから、次のようなお話を伺うことがあります。

「ずっと他院に定期検診で通っていたのに、ある日突然『大きなむし歯があります』と言われた。」
「他院で3か月ごとに検診を受けていたけれど、別の歯科医院で『むし歯が複数本ある』と診断された。」

定期的に歯科検診を受けているのに、ある日突然「虫歯があります」と言われると、驚きと不安を感じることと思います。
特に、今まで特に問題なく過ごしていた歯に突然の指摘を受けると、「どうして今まで気づかなかったのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

実は、むし歯の見落としや診断の違いは、意外にもよくあることです。
そこで、今回はむし歯の見落としが起こる理由と、当院がどのようにして患者さまの歯を守るための取り組みを行っているのかについて、わかりやすく解説いたします。
あなたの歯を守るために、最適な治療と予防方法をご提案しますので、ぜひご一読ください。

 

むし歯を認知しているが、あえて削らないケース

歯科医師がむし歯を認知していても、以下の理由で削らずに経過観察を選ぶことがあります。

 

歯科医師の方針の違い

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

歯科医師の方針の違いむし歯治療の進め方には、歯科医師ごとに考え方の違いがあります。
例えば、「歯を削ることは最小限に抑えたい」と考える歯科医師は、むし歯が小さいうちは削らずに定期的な観察で済ませる場合があります。
一方、進行を防ぐため早めに治療を行う歯科医師もいます。

初期むし歯の特徴
初期段階のむし歯は、エナメル質表面に白っぽい変色が見られる程度で、進行が非常にゆっくりなことが多いです。
この段階では、適切な歯磨きやフッ素の使用で進行を防げる場合があり、治療をしない選択肢も考慮されます。

 

患者さまの希望

「歯をなるべく削りたくない」「痛みを伴う治療を避けたい」といった患者さまの希望を尊重する場合もあります。
この場合、歯科医師が状況を丁寧に説明したうえで、経過観察を選ぶことがあります。

 

むし歯を見落としてしまうケース

1. 診断手法の限界

視診(目視検査)の限界
歯科医師が直接目で歯の表面を観察してむし歯を診断しますが、歯と歯の間や歯肉の下に隠れているむし歯は見えにくいため、見逃されることがあります。

例: 奥歯の隙間にできたむし歯は、通常の視診だけでは確認が難しい場合があります。

 

触診(探針を使った診断)の限界
探針(尖った器具)を使って歯の表面を触ることでむし歯を探す方法ですが、初期むし歯は硬さが残っているため、見つけられないことがあります。

例: わずかなエナメル質の脱灰は触診では正常に感じられることがあります。

 

2. レントゲンに映らない場合

レントゲン画像はむし歯が一定の大きさになると視認できるようになりますが、初期のむし歯や象牙質の浅い部分のむし歯は画像に映りにくいことがあります。

例: 歯の間で進行したむし歯は、隣接する歯の影に隠れてしまい、レントゲンでは診断が難しいことがあります。

 

3. 内部で広がるむし歯

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

外から見えないむし歯の進行
むし歯が歯の内部(象牙質)で大きく広がるタイプの場合、表面の穴や変色が小さく目立たないため、発見が遅れることがあります。

例: 患者さまが「小さいむし歯だと思っていたのに、削ったら大きな穴だった」と驚かれるケースがこれに該当します。

 

4. 初期むし歯の症状がない

初期のむし歯はエナメル質にとどまっており、痛みやしみる感覚がないため、患者さま自身が気づきにくいことがあります。
さらに、痛みが出ていないため、歯科医師も経過観察を選ぶことがあります。

例: 定期検診の際に「要観察」と言われたむし歯が、進行してから気づくことがある。

 

5. 診療時間や状況の影響

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

診療時間が限られている中で、患者さまの主訴(気になる症状)に焦点を当てた診療を優先することがあります。
その結果、他の部分のむし歯が見落とされることがあります。

例: 痛みを訴えた奥歯の治療を優先し、他の箇所に初期むし歯があっても検診で詳しく指摘されないことがある。

 

6. 歯科医師の経験や判断の違い

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

むし歯の診断には歯科医師の経験や判断も関わります。
特に初期むし歯や隠れたむし歯の場合、診断の感度に差が出ることがあります。

例: ベテランの歯科医師が使う熟練した触診の技術で判明するケースや、最新の機器を用いて見つけられるむし歯がある。

 

これらの状況を防ぐためには、定期的な検診だけでなく、精密な診断機器を使用した検査や、患者さま自身が歯の状態について十分な情報を持つことが重要です。
必要に応じて、セカンドオピニオンを利用することで、見落としを防ぎ適切な治療を受けることができます。

 

当院でのむし歯見落とし対策

当院では、むし歯の早期発見と進行防止を最優先に考え、以下のような最新の技術とアプローチを取り入れています。
この取り組みを通じて、患者さまにとっての大きなメリットを提供しています。

 

1. 精密なむし歯リスク診断

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

当院では、むし歯になりやすい体質を正確に診断するために、最新の機器を使用しています。

たとえば、位相差顕微鏡や唾液検査(リアルタイムPCR検査法)を用いて、口内環境や細菌の状態を確認します。
これにより、むし歯のリスクを個別に把握し、患者さまに最適な予防策を提案できます。

 

2. 精密な診断機器の活用

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、歯の神経を残す治療

マイクロスコープの使用
肉眼では見えない小さなむし歯も、マイクロスコープを使用することで詳細に確認できます。
特に歯と歯の間や奥歯など、見えにくい部位で威力を発揮します。

レントゲンとCTの活用
レントゲンだけでなく、歯の内部構造を3次元で確認できるCTを用いることで、むし歯の見落としを最小限に抑えます。

 

3. フッ素塗布やコーティングでむし歯の進行を防ぐ

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

当院では、初期むし歯が発見された場合、すぐに治療を行うのではなく、経過観察を行うケースもあります。
特に、初期むし歯は進行が遅く、適切な予防策を取ることで自然に改善することがあるため、患者さまの状態に応じて慎重に判断しています。

経過観察を行う間に、生活習慣の改善や、フッ素塗布などの予防治療を併用することで、むし歯の進行を防ぐことができます。
経過観察を行うことで、むし歯の進行を無駄に削らずに抑え、歯をできるだけ健康な状態で保つことができます。
また、必要な場合は早期に対処するため、無駄な治療を避けることができます。

 

4. できるだけ神経を残す治療法

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

もしむし歯が進行し、治療が必要になった場合でも、当院ではできるだけ神経を残す治療を行います。
例えば、深いむし歯でもVPT(Vital Pulp Therapy)という方法を使い、神経を取らずに治療できる場合があります。

この方法では、むし歯を除去した後、ラバーダムを使って口内を乾燥させ、精密に治療を進めることができます。
さらに、マイクロスコープを使用して細部まで確認しながら治療を行うため、より正確で痛みの少ない治療が可能です。
神経を取らずに治療できるため、歯の寿命を長く保つことができ、治療後の痛みも最小限に抑えられます。

 

患者さまへ

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、むし歯の早期発見

むし歯の診断や治療方針は、歯科医師によって異なる場合があります。
当院では、一人ひとりの患者さまに最適な治療を提供するため、精密な診断と慎重な判断を大切にしています。

「他院での診断に疑問を感じる」「もっと詳しく説明してほしい」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
患者さまのご不安を解消し、安心して治療を受けていただけるよう、丁寧にサポートいたします。

 



サウラデンタルクリニック青山 :https://www.hori-dental.com/

〒107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル8階
電話:03-3405-6480

交通アクセス
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東京メトロ銀座線「外苑前駅」2b出口徒歩1分

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