抜髄回避治療(VPT:Vital Pulp Therapy)のご案内
神経を取らずに歯を守る、新しい治療法
開業35周年を記念した取り組みとして、抜髄回避治療(VPT)のみでの受け入れを開始しました。
歯科医療の現場では、本来残せる可能性のある歯の神経までもが、躊躇なく取られてしまうことが少なくありません。
そのような歯の神経を一つでも多く守りたいという強い思いから、治療へのハードルを下げ、2025年10月より当院で全体の治療を受けなくても部分的な抜髄回避治療(VPT)のみでも院長治療が受けられる体制を開始しました。
歯髄保存療法(VPT)とは・治療の目的
歯髄保存療法(VPT:Vital Pulp Therapy)は、通常抜髄(神経をとる根管治療)と判断されてしまうような場合(むし歯が進行して神経の近くまで達している状況)でも、歯を唾液から隔離した無菌環境下で歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)・ラバーダム防湿・MTAセメント(バイオセラミック)・オゾン水・CT分析を用いた無菌的処置により、感染した部分のみを少しずつ丁寧に精密に除去することで、できるだけ歯の神経を残すことを目指す治療です。
その結果、神経が露出した場合でも専用のセメントで歯髄の回復を促し、歯の神経を取らずに保存することを目的としています。
歯の神経を残すことは、歯に栄養や水分を保ち、歯を長く健康に使い続けるために重要です。
治療の選択について(治療の難しさと限界)
歯髄保存療法は、歯科治療の中でも非常に繊細で高度な判断を要する治療です。
歯髄は生きた組織であるため、むし歯による炎症の程度や細菌感染の状態、身体の治癒反応なども治療結果に影響します。
そのため、本治療は全ての症例で成功が保証されるものではなく、以下のような可能性があります。
- 治療後に一時的な痛みや違和感が生じることがあります。
- 治療直後は良好でも、時間の経過とともに歯髄が壊死する場合があります。
- その場合には、後日「根管治療(神経を取り除く治療)」が必要になる可能性があります。
これらは現在の歯科医学でも完全に予測することができないため、あらかじめご理解いただくことをご了承ください。
治療後の経過観察
歯髄保存療法を行った歯は、歯髄の状態を確認するために定期的な診査および経過観察が重要です。
症状やレントゲン所見の変化によっては、最終的に根管治療が必要となる場合があります。
治療内容と来院回数
初回診断
以下のいずれかを選択いただきます。
・【30分】1部位のみの無料診断
・【90分】全体の初診 ¥8,800
マイクロスコープ・CT、レントゲンによる診査診断によりVPTの適応可否を判定し、治療計画をお伝えします。
2回目:治療(¥245,000)
患部のパウダークリーニングを行なった上で、ラバーダム防湿下での精密除菌処置、MTAセメントによる露髄部の封鎖を行います。
※VPTは「虫歯を完全除去して神経を守る処理まで」となります。治療後は、かかりつけ歯科医院などで詰め物や被せ物の治療を受ける必要があります。
当院にてセラミック修復まで希望される場合は、別途費用となり来院回数は合計3回となります。
成功率(当院データ)
院長VPT症例(2023年度~2025年12月末日):成功率100%
(経過観察3~12ヶ月時点)
当院では毎年平均20症例以上のVPTを行なっており、豊富な経験に基づいた精密な治療を提供しています。
サウラデンタルクリニック青山 :https://www.hori-dental.com/
〒107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル8階
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