根管治療が終わらない!?一般的な根管治療の回数や期間、早く終わらせるための方法について

      2025/02/20

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、精密根管治療

こんにちは。東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニック青山です。

根の治療が終わらない
何度も通っているのに治らない

こういったお悩みを抱えた患者様が、当院にセカンドオピニオンとしてご相談に来られることは少なくありません。
根管治療(歯の神経の治療)は時間がかかることもありますが、必要以上に長引くと、患者様にとって負担が大きくなります。
そこで今回は、根管治療の期間や回数について、詳しくお話ししたいと思います。

 

一般的な保険診療における根管治療の期間・回数の目安

保険診療での根管治療は、患者様の歯の状態や治療部位、さらに初回の治療か再治療かによって治療期間や回数が異なります。
ここでは、それぞれのケースについて詳しく解説します。

 

1. 初回根管治療の場合

むし歯が進行し、歯の神経(歯髄)を取り除く必要がある場合。

治療部位別の回数目安

前歯(切歯・犬歯)
前歯は根管が1本の場合がほとんどで、比較的単純な形状です。
3~5回(約1~2か月)で完了することが一般的です。

小臼歯(第一・第二小臼歯)
小臼歯は1~2本の根管があり、やや複雑です。
4~6回(約1.5~2.5か月)が目安です。

大臼歯(奥歯)
奥歯は根管が3~4本以上ある場合が多く、治療が難しくなります。
5~8回(約2~3か月)かかることが一般的です。


初回治療のポイント

保険診療では1回の治療時間が限られるため、神経を取り除く処置や感染部分の除去を数回に分けて行います。
また、治療中に一時的に薬剤を詰めて次回まで待つ工程があるため、どうしても回数がかかる傾向があります。

 

2. 再根管治療(根管治療の再治療)の場合

以前に根管治療を受けた歯で、再び感染や痛みが生じた場合。
再根管治療は初回治療よりも難易度が高く、治療期間が長くなる傾向があります。

治療部位別の回数目安

前歯(切歯・犬歯)
根管が1本でも、再感染部分の除去に時間がかかります。
4~6回(約1.5~2.5か月)

小臼歯(第一・第二小臼歯)
以前の治療で使われた充填剤を除去する工程が加わります。
5~7回(約2~3か月)

大臼歯(奥歯)
根管の数が多く、複雑な場合が多い大臼歯では、再治療に6~10回(約3~4か月以上)かかることもあります。


再治療の課題

初回治療時に充填された材料を完全に取り除く必要があります。
細菌が根の奥深くや分岐部分に残存している場合、治療がさらに難航します。
根管の形が複雑であるほど、治療の精度が要求されます。

 

3. 治療期間や回数が増える要因

感染が広範囲に及ぶ場合
強い炎症や感染がある場合は、感染を完全に抑えるための薬剤を何度も交換する必要があります。
この場合、治療期間が3か月以上になることもあります。

器具の破折や複雑な根管形状の場合
過去の治療で器具が根管内に折れ込んでいる、または根管が極端に曲がっている場合、治療に通常より多くの回数が必要です。

根管の石灰化
根管が狭くなっている場合、手作業で丁寧に根管を広げる工程が増えるため、期間が延びることがあります。

 

保険治療と自費治療の違い

根管治療において、「保険治療」と「自費治療」では、使用できる材料や技術、治療にかけられる時間に大きな違いがあります。 それによって治療の質や期間にも影響を及ぼします。

 

1. 使用できる材料や機器の違い

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、精密根管治療

保険治療
保険診療では治療費を抑えるために、コストが制限された材料や機器を使用します。
例えば、根管の清掃に使うファイル(針のような器具)は、手動のステンレス製ファイルが主流です。
この器具では複雑な根管形状に対応しにくく、治療が長引く原因になります。

自費治療
自費治療では、最新の技術と高性能な材料を使用することができます。
例えば、柔軟性が高く耐久性に優れたニッケルチタンファイルを用いることで、複雑な根管にも効率的にアプローチできます。
また、治療の精度を高めるためのマイクロスコープや歯科用CTの利用も可能です。

 

2. 治療時間の違い

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、精密根管治療

保険治療
保険診療は治療費が点数制で決められており、1回の治療にかけられる時間が制限されることがあります。
そのため、1回の治療で行える作業量が少なく、通院回数が増える傾向にあります。

自費治療
自費診療では治療時間に制約がなく、1回の治療で複数の工程を進めることができます。
例えば、感染部分の除去から根管の清掃、薬剤の充填までを一度に進めることが可能なため、通院回数を減らせます。

 

3. 治療精度の違い

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックで、精密根管治療

保険治療
保険治療では、時間やコストの制約から細部にまでこだわった治療が難しい場合があります。
また、唾液や細菌の侵入を防ぐラバーダム防湿が省略されることもあり、治療の成功率に影響する可能性があります。

自費治療
自費治療では、ラバーダム防湿を標準的に使用し、治療中の清潔な環境を維持します。
また、肉眼では見えない根管の奥まで確認できるマイクロスコープを用いることで、再感染リスクを大幅に低減します。
使用する薬剤や封鎖材も高品質なものを選べるため、治療の精度が格段に向上します。

 

根管治療を早く終わらせるための工夫

根管治療を効率よく終わらせるには、以下のようなポイントに注目してクリニックを選ぶことが重要です。

高精度な診断機器の利用
歯科用CTを使用することで、根管の形状や感染の範囲を3Dで正確に把握できます。
治療計画が明確になり、無駄のない治療が可能です。

マイクロスコープを使用しているか
マイクロスコープは、根管内の微細な部分まで拡大して見ることができるため、見落としを防ぎます。
1回の治療で必要な工程を確実に進めることができ、治療回数を減らせます。

ニッケルチタンファイルの活用
ニッケルチタンファイルは、従来のステンレスファイルと比べて柔軟性が高く、複雑な根管にもスムーズに対応できます。
この器具を使用することで、治療時間を短縮し、患者様への負担を軽減します。

ラバーダム防湿の徹底
ラバーダム防湿は、治療中に唾液や細菌が根管内に侵入するのを防ぎます。
治療の精度が向上し、再治療のリスクが低下します。結果として、治療期間を短くすることが可能です。

高品質な封鎖材の使用
根管内を密閉するための材料として、自費治療ではMTAセメントなどの高品質な封鎖材を使用します。
MTAセメントは根管内の隙間をしっかりと埋めることができ、再感染を防ぐ効果が非常に高いです。

 

他院とは異なる、歯を守り抜くための当院のこだわり精密根管治療の流れ

 

まとめ

東京(外苑前)の自由診療専門歯科医院、サウラデンタルクリニックのカウンセリング

根管治療が長引く理由は、治療の複雑さだけでなく、治療方法や環境によるところも大きいです。
当院では、マイクロスコープや歯科用CT、最新の器材を活用し、治療の精度を高めることで、治療期間や回数をできるだけ短縮するよう努めています。
「治療がなかなか終わらない」とお困りの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
専門的な視点から、あなたに最適な治療方法をご提案いたします。

 



サウラデンタルクリニック青山 :https://www.hori-dental.com/

〒107-0061 東京都港区北青山2-7-25 神宮外苑ビル8階
電話:03-3405-6480

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